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雑誌プレイボーティング     編集長の日記   


by playboating

スポーツ整形

さて、肩の手術から1年経ったのだが、自分が初めて脱臼したのは15年ほど前のこと。
その時、他の脱臼経験者の話を聞いて、脱臼はクセになるということで、それが一番の心配だった。それからしばらくは事故はなかったのだが、2年後くらいだろうか、諏訪峡での大会の時に2度目の脱臼。そして3回目が長瀞で。これは以前にも書いたかな。
それからは、自分もクセになってしまい、日常生活でも簡単に外れるようになってしまったのだ。
もう自分の肩はゆるいとわかってもすぐに手術をしなかったのは、15年前の時に、脱臼のクセを直す手術は、とても怖いというイメージがあったから。
肩を切開して、ボルトを埋め込んだとかどうとうか・・・。
とても医者に相談する気にはなれなかった。

それが、昨年の正月に脱臼した時に、地元の整形外科からスポーツ整形の医者を紹介してもらった。
正月に、「ただ普通に寝てただけなのに肩が外れた。」という情けない状況に、この先、このままでは通常の生活すらできない・・・という危機感で、ようやく医者を訪ねる気になった。
ちなみに、肩を専門に診ているスポーツ整形の先生は少ないとのこと。
埼玉で2か所しかなく、全国でも数か所しかないらしい。それに紹介がないと診てもらえないから、自分もたまたまというか、普通に病院に行ってもめぐりあうのは難しいかもです。
結果は、訪ねてみて良かったのだが、
話を聞くと、切開していたのは昔のことで、今は内視鏡で出来るとのこと。
それなら、あまり怖くない。
よくよく聞くと、スポーツ整形は普通の整形外科とは、中身が違う。
スポーツ整形の目的はあくまで、「その人が手術前とほぼ同じレベルでスポーツができるように回復させること。」
それに対し、普通の整形外科は「日常生活に問題ない範囲で回復できればいい。」とそのゴールが明らかに違った。
その先生はカヌーの選手を診るのは初めてだったそうだが、僕を受け持つにあたって、ちゃんとカヌーの勉強をしてくれた。どのビデオを見たのかはわからないが(たぶんスラローム)、どういう行為が危険であるかというのをちゃんと理解していた。これまでに見てもらった医者で、相手をそこまで理解しようとする先生はいなかったので、びっくりしてともて嬉しかった。
リハビリ担当の先生は、また別の人なのだが、その人もカヌーでどいう動きをするのか質問してきて、そのためにはどの筋肉を鍛える必要があるのか、どういうリハビリ方法がいいのか考えてくれる。
カヌーのパファーマンスは僕の問題であって、そこまでしてくれなくても・・・とも思うのだが、リハビリの目標はそこにある。
とっくの昔に日常生活には問題なくなっているわけだしね。
というわけで1年経ったけど、まだリハビリは続いています。
by playboating | 2009-12-04 23:59 | リハビリ生活