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雑誌プレイボーティング     編集長の日記   


by playboating

Keenカップ

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さて、先日、井田川のKEENカップに行ってきたのは報告の通りだが、
その中で印象に残った内容を。

全体的な中で思ったのは、やはり、井田は厳しいということ。
見た目はいつもと変わりないが、選手のプレイ内容から、その時の難しさがわかる。
今回は特に難しかったようだ。
男子でも、技を出すのが難しく、数種の技を出せたのはほんとファイナルの5名くらい。
いつもは、ループ祭りなのだが、今回はトップ選手でもループの確立はそんなに高くなかった。どうやら、バックウォッシュ上でタイミングを図るのが難しいようだ。
特に女子には申し訳ないくらい厳しい。
予選1位通過した田中選手と優勝した大槻選手以外はスピンとエンダーしかカウントされなかった。
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僕の個人的な意見だが、これは女子のレベルというよりも、井田ホールに問題があると言った方がいい。来年からは、井田の中でも、ホールの場所を検討した方がいいのではと思っている。
そんな中、光ったプレイが、結城君と一輝。
結果論からすると、大技(ループの発展系)を2つできれば優勝だったのだが(小森君がそう)、そのためには、しっかりとしたポジションニングとタイミングが必要。
別な言い方をすれば、技と技の間のタメ時間が長いということだ。
井田の難しさがそうしているのだが、リンクムーブが世界の流行りの中で、これでは少しつまらない。
(もちろん、入賞者はどいうプレイが勝てるかわかっているから、そういうスタイルなっているわけだけどね)

そんな中で、時間内を動き続けたのが、結城君。
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今のルールでは、手数は多くても、大技が決まらないと勝てないが、
そのプレイスタイルは、見ていて気迫を感じる。(パドルを折ったというのもあるだろうが)だから、MVPに選ばれたのだと思う。(MVPはカヤックを知らないKEENの方が独断で選んでいる)
もう一人、カズヤは毎回、エントリームーブにも挑戦して、積極的に動いていた。
この二人がカートの回転数は一番多かったんじゃないかな。
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あと、この大会でよかったのがスラロームとのコンバインド。
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ここはゲート設定も難しいです。
正直、自分がもし出場していて、すべてゲートをクリアできるかは疑問だ。
ゲートがあるだけで、川下りのラインが、ぐっと難易度を増して面白い。
フリースタルの選手も、ラインの大切や難しさが分かったのではないだろうか。
来年は、自分もこのスラロームだけ出場してみようかな。
by playboating | 2008-11-08 05:59 | 取材