7.22 世紀の天体ショー

ということで、以前このブログでも予告していたとおり、鹿児島に行ってきた。
と言っても、屋久島や奄美ではなく、鹿児島本土。
なので、部分日食止まりです。
それでも食分96.3%だそうです。
昨夜に鹿児島入りし、朝、起きると雨音がする。
予報通りではあるが、天気が悪い。
この時点で、見れる可能性はほとんどない・・・。
あきらめて、家でゆっくりするか。と思ったけど。(実家ですので)
インターネットで雨雲を調べ、晴れ間を求めて車を走らせた。
鹿児島でも北部の方が、雲が薄いようだ。
阿久根の海までくると、雨雲から、薄い雲へと変わった。
そして、空を見上げて観察・・・。
時間になると、夕方近い明るさに。そして・・・、
雲のすき間から、まるで月のような光がさした。
思わず声が出る。
見えるか、見えないか、という状況なので、見えた時はホント感動でした。
回りで観察している人も歓声が。ちょっとした興奮状態です。
晴れていれば、日食は肉眼では見ることはできません。
減光フィルターを通して観察するのですが、
曇りのおかげて、肉眼でも見ることができ、逆に良かったかも。
このあと、日食最大から、光が戻ってくる段階ではさらに晴れてきて、
日食グラスがないと観察できなかったです。
写真も当然フィルターがなければ、撮影できません。
自分はフィルターを持っていないので、
この写真は、雲をすかして見えた映像です。
つまり、肉眼でみえたのと同じです。
(フィルターを通すと真っ黒な中に白い光だけが見える)
どうです?なかなか神秘的ではありませんか?



皆既日食だった地域では、天気が悪くて、太陽は見えなかったようですが、
本当に真っ暗になって、不思議ですね。
動物がざわついたり、鳥が寝ぐらに帰ったりするそうです。
日食を知らなかったら、天変地異と大騒ぎでしょうね。
自分も、子供が眠くなるかな?と観察しましたが、興奮状態でした。