スラロームから学ぶもの
次号の企画で、スラロームテクニックから、ダウンリバーでも役立つことを学ぼうというものです。数回続けて行う予定ですが、1回目はラインと時計の概念です。
時計といきなり言われても、?という人もいるかもしれませんが、簡単に言うと、アングルのことですね。これは本誌で詳しく説明するとして、下の写真は、単に流れをフェリーしているところです。
デモンストレーターは吉田拓ですが、写真を整理していて、ふと気づいたのが、ストロークの跡。3つ前くらいまでのキャッチ(水しぶき)が画面に残っているのです。つまり、1つのキャッチした水しぶきが消える前に、すでに3つ4つ先のストロークが入っているということ。
ふつう、写真では、その時しか写っていないのに、どこにパドルを入れたのか、1枚の写真だけでもわかる。なんとなく残像でボートの通った跡が見えてきますね。
しかも、この時は全力で漕いでいたわけではありません。恐るべし、拓!

